モナカ興業では初となる古典作品の上演。
書斎という牢獄を抜け出し、新しく世界を認識したいと渇望するファウスト。
その衝動と孤独と混乱とを、現代に生きる私どもの視点からどのように捉え直せるか―――
モナカ興業ならではの不可思議な『ファウスト』です。

お前は、あのファウストを知っているか。
今度の賭けは、もうこっちのもんです。言葉のやりとりはもうたくさん。
そろそろ実行の方を拝見といきましょう。
われわれを無理矢理、過巻の中に巻きこんでいく。
要するに強いお酒がのみたいんです。名はなんという。
それは小さなお尋ねかと。派手に光るものは、ひと時かぎりのもの。
ひとかどの仕事をやろうと思う男は、一番いい道具をえらぶことが大切だ。
刹那の暴力。若い人たちはまだ泣くことも笑うこともできます。
霧が世界を覆い隠し、花の蕾が来るべき奇跡を約束する。
ハインリヒ、わたし、あなたが怖いわ。



2012年4月4日(水)~8日(日)
SPACE雑遊

作:ゲーテ
翻訳:相良守峯
構成・脚本:フジノサツコ
演出:森新太郎
照明:佐々木真喜子(ファクター)
音響:中村光彩
衣裳:Koco
舞台監督:鈴木沙織
グラフィックデザイン:やまねまい
宣伝写真:STUDIO DE VUE 
舞台撮影(写真):小尾幸春
制作:長瀬知子・蒲生みずき

出演:遠藤祐生 / 木津誠之 / 佐治静 / 澁谷佳世 / 杉森裕樹 / 吉原真理 / 渡辺樹里 / 長瀬知子

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